【SaaS用語解説】サブスクリプションって何?

前回の記事では、「【用語解説】そもそもSaaSって何?」ということで、ユーザー側からみたSaaSのメリットについて説明しました。

SaaSについてはなんとなく分かったけど、SaaS銘柄を調べていたらサブスクリプションという単語が出てきたんだけど…
SaaS企業とサブスクリプションってどんな関係があるの?

ということで、この記事ではSaaS銘柄への株式投資を考えている方に向けて、SaaSビジネスにおけるサブスクリプションについて説明します。

 

<この記事を書いている人>
さなじん
さなじん

上場企業でのIR・経理・経営企画経験、システム業界経験、初級シスアド、2級FP技能士、そして株式投資経験のあるさなじん(@sanajin_fp)が書いています。

 

おことわり
この記事はSaaS銘柄への株式投資を検討している方に向けて、ざっくりと理解していただくことを目的としております。

 

サブスクリプションとは?

動画や音楽配信サービス、本や雑誌の定額制サービス、ファッションや車など、最近サブスクリプションという言葉を見聞きすることも多くなったと思います。

このサブスクリプション、もともとは予約講読定期購読というような意味がありますが、現在では、

定額料金を払うことで、一定期間利用できるサービスや製品

も指すようになっています。

ソフトウェアや車などはこれまで、はじめに大きな金額を払って、自分で製品を買い切るモノの所有が一般的でしたが、サブスクリプションでは、少額の定額払いで、サービスを必要な時だけ利用するシェアという流れが始まっています。

 

SaaSビジネスとサブスクリプションの関係は?

ここでもう一度、SaaSとは何かを「【用語解説】そもそもSaaSって何?」の記事から再掲します。

SaaSとは、クラウド(インターネット)経由でソフトウェアを利用すること

 

では、サブスクリプションSaaSビジネスがどのような関係にあるかというと、

SaaS企業サブスクリプション方式サービスや製品を販売している

つまり、SaaSサブスクリプションととらえていただくと、イメージがしやすいと思います。

 

SaaS企業がサブスクリプションを採用するメリットは?

ではSaaSサービスを提供している企業がサブスクリプションを採用するメリットを書いてみます。

低価格なのでユーザーを獲得しやすい

これまではパッケージソフトウェアといって、個人向けのソフトウェアでも、何か月使うか分からないソフトに、始めに数万円を払って購入、数年したらまた買い替えが必要になる、という形が一般的でした。

個人の場合、ソフトウェアに数万円も支出するのは、慎重な判断が必要になりますよね。

企業向けソフトウェアの場合も同じで、ソフトウェアを導入するには、サーバー等も含めると、ちょっとしたシステム導入でも数十万円かかります。

モノによっては数百万円~数千万円の投資が必要になるので、簡単に導入できるものではありませんでした。

 

ところが、SaaSサービスは月額や年額の定額課金で、必要なプランを選ぶことができます。

個人向けのソフトウェアですと、どれだけの期間使うか分からないソフトに数万円を払うのと比べて、月に数百円や千円台から利用できるとなると、圧倒的に購入の敷居が低くなりますよね。

企業向けソフトウェアにおいても、「1ユーザーにつき月額○○円」というような料金体系が多いので、必要なユーザー数のみ利用することで、圧倒的にソフトウェアの導入がしやすくなりました。

サーバー等の設備も自前で用意する必要がないので、初期コストがかなり抑えられます。

サービス提供側企業にとっても、SaaS・サブスクリプション方式にすることで、ユーザーの購入敷居が低くなり、ユーザーを獲得しやすくなりました。

 

お試し・無料(フリー)戦略をとれる

SaaSサービスの特徴として、申し込みを行えばすぐに利用できるという点があります。

大元のソフトウェアはサービス提供側(クラウド上)にありますので、ユーザー側で手間のかかるような準備は必要ありません。

1ユーザー当たりのサービス開始コストはあまりかからないので、これを生かして始めは利用登録だけしてもらい、機能制限版を無料で使ってもらう

気に入ってもらえれば、有料版に移行してもらう、ということが可能になります。

 

これまでのオンプレミスと呼ばれる自社で運用する業務用システム等においては、お試しでサーバーを設置して利用してもらう、なんてことは難しいと思いますので、ここまで機動的な対応は難しいのではないでしょうか。

 

売上が安定する

これまでの売り切り型のビジネスの場合、新しいソフトウェアを発売した直後は売上が伸びるけど、時間が経つと売上が減少していく、ということが往々にしてありました。

一方、サブスクリプションは定額課金、定期契約なので、お客さんから解約の申し出がない限り、毎月一定の売上が計上されることになります。

たとえば、月の単価が1,000円で、ユーザーが1,000人いたとしたら、月の売上は100万円になります。これが毎月安定的に売上として入ってきて、1年間で1,200万円になるのです。

もちろん、解約がゼロということはないですが、解約ユーザーより多くの新規ユーザーを獲得することで、積み上げ式に売上が増えていきます。これがストックビジネスと呼ばれるものになります。

 

ということで、今回はSaaSビジネスにおけるサブスクリプションについて説明しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

注意
・本記事は情報の提供を目的としており、特定の株式、金融商品等の勧誘を目的とするものではありません。

 

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